太田さん家の手づくり洗剤 TOP / 洗剤物語
そもそも「太田さん家の手づくり洗剤」は、開発・製造してしているシロン石鹸さんの先代の社長さんのお宅が太田さんでして、そこからこの名前をつけました。
その先代の社長さんが「食器は毎日毎食後必ず洗うもんや。そやけど、その食器を洗う洗剤いうたら、中身はほとんど水やないか。(液体洗剤の平均60%は水分といわれています)そんな不合理なことあるかいな。もっと誰が使うても、納得のいくまともな洗剤つくらんとアカンの違うやろか。」と、いうことで、開発・研究が始まりました。
時のことですから、今のように知識や情報が豊富な訳はなく、これが良いと思えば試しに使ってみることから始まり、改良に改良を重ね、試行錯誤の中、現在のものになっていきました。そして、改良していったのは、原料だけではありませんでした。原料を入れて、実際に製造するための器械や製造手順にも苦心しました。特に、これを製造する器械が大変でした。大きすぎても駄目、小さすぎてもうまくいかず、何度もメーカーと相談しながら、現在の大きさ・形になったのは、約30年ほど前からです。また、原料を入れる手順・時間・温度なども重要なポイントです。ひとつでも間違ったり、抜けたりすると、洗剤自体が硬くなりすぎたり、やわらかくなりすぎて商品にならなかったりと、いつも作業は気が抜けないのです。
こうして、先代の社長さんが、思いを込めてつくりあげた洗剤でしたが、やはり製造工程が非常に微妙で且つ繊細な感覚を必要とすることから、誰でもできるという訳にはいきません。実際、いくつかの洗剤メーカーも、この洗剤の凄さに目をつけ、同じようなものを作ろうとしましたが、うまく真似できなかったのです。そして、先代亡き後この洗剤づくりの技術は、3代目の兄弟に受け継がれましたが、当初はなかなかうまくいかず、これは先代の社長でないとできないのではないかということになり、今までお使いいただていた得意先に、製造中止の案内を出したところ、どこの得意先からも、「やめてもろたら、困る!」「今さら他の洗剤使う気にならへんし、何とか作ってな!」という激励の言葉をたくさん頂戴したそうです。
そこで、一発奮起した若い兄弟は、これだけ応援してくださる方がいらっしゃるのに、やめる訳にはいかないと、日々努力を重ね、先代がつくったもの以上に素晴らしい製品をつくり上げることができるようになったのです。今でも、季節により、組成が変わります。夏と春秋冬との違い、毎月ごとの違い、何十通りもの組成があります。これは大変な苦労だと、そばで見ていて良くわかります。ですが、今も兄弟三人と従業員の合計四人で、毎日早朝から、手づくり洗剤づくりに励む日々が続いています。これは、ひとえに多くのお客様からの励ましの声が、彼ら太田さん一家の大きな支えになっているからなのです。これから先も、手づくり洗剤づくりに励むことでしょう!